コンテンツビジネスの行方 弁護士にできること(1)

昨日、金沢工業大学(k.i.t) 虎ノ門大学院  コンテンツ&テクノロジー融合研究所にて、行われたテレビ業界の動向に関する講演があるとのことで、同大学院准教授大橋卓生先生にご招待いただき、参加してきました。

tp://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/ct/event/details/2012/10.html

この講演の中で、(株)wowowの代表取締役社長 和崎信哉氏は、インターネットを介したIPTVの台頭により、従来までのテレビ局やwowowなどのペイテレビは正念場を迎える可能性を示唆しました。

そのような競争状態に突入した場合、生き残れるかどうかは、独自のコンテンツの良し悪しが勝負だと話されました。

各放送局は、今まで以上の労力をかけて、コンテンツ探しが始めるのでしょうか。
そうであれば、私はスポーツというコンテンツは、その中でも最も可能性のあるコンテンツではないかと思うのです。

例えば、フィクション映画やドラマは、人材の想像力に寄って生み出されます。しかし、放送局によるコンテンツ漁りが過激を極めた場合、人の想像力にも限界がある以上、コンテンツ不足に陥らないでしょうか。
一方、スポーツは、ただそこに尽きることのない真剣勝負があるだけです。
野球やJリーグだけでなく、例えば、マイナーな競技でも、選手の個性に着目した売り方をすればボーリングのP★leagueのように http://www.p-league.jp/
面白いコンテンツを構成できるんじゃないかと思うのです。

野球やサッカーが世界で一番面白いと思っていたのはもしかしたら勘違いで、クリケットやアイスホッケーのほうが実は面白いのかもしれない。
スポーツコンテンツは、大きな可能性を持っているのではないかなどと色々考える機会をもらった夜でした。

では、このようなコンテンツビジネスに弁護士はどのような観点から、力を注いでいくべきか。次回検討してみたいと思います。